「子どもが好きだから保育士になった」そういう保育士さんは多いと思います。
でも実際に働いてみて、「こんなに大変だとは思わなかった」そんな悩みを抱えていませんか?
かわいい子どもたちに囲まれて楽しい毎日かと思いきや、毎日毎日なにかしらが事件起こる!それが保育士の仕事です笑

わたしが働いている保育園も、今は人手不足で大変です。休憩も取れない日も多く、行事も多いので疲れが取れません。
保育士の仕事は、責任が重く大変な仕事ですよね。
もし「もう今の職場で働くのは無理…、でも保育士の仕事が好き!」という方は、自分に合った保育園選びをしましょう!
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わたしもブラック保育園で保育士の仕事が嫌になり、事務へ転職しました!

未経験の業界への転職は不安ですよね。
自分で仕事を探すとなると、なかなかみつからなかったり、不採用が続いたりして異業種への転職を諦めてしまうかもしれません。
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保育士になるもんじゃない!保育士の退職理由から見てみる
厚生労働省が調査した、保育士の退職理由をご覧ください。
- 職場の人間関係
- 給料が安い
- 仕事量が多い
- 労働時間が長い
- 妊娠・出産
納得の理由ではありませんか?

わたしはこの退職理由を見て、納得の理由だと思いました。
やっぱり「保育士になるもんじゃない」と思ってしまいますね。
退職理由の1~3位までを解説していきますね!
退職理由1位 職場の人間関係
わたしも、仕事をする上でいちばん大切なのは人間関係だと思います。

「子どもが好きだから保育士になった」そういう保育士さんがほとんどだと思います。
わたしも子どもが好きです。
でも、断言します!子どもが好きなだけでは保育士の仕事はできません。
なぜなら、保育士は子どもよりも大人との関わりが圧倒的に多いから!
保護者対応もありますが、保育園内で同僚や、先輩後輩、上司である経営者との関わりで悩む保育士さんが多いと思います。
職場でどんな人間関係の悩みがあるのか、具体例をあげていきますね。
複数担任で、同じクラスの先生と合わない
同じクラスの先生は、保育園で働く上でいちばん身近な存在です。
保育をする上では、下記のような相談や共有が欠かせません。
- 子どもの様子や、保護者からの伝言、保育園内の伝達事項を共有する
- 保育内容や行事内容について相談する
- 子どもの対応や保護者対応について話し合う
信頼関係がないと成り立たないですよね

どうしても合わない、同じクラスになりたくない職員がいる場合は、前年度の意向調査のときに秘密厳守で上司に伝えましょう
上司も、考慮してくれるはずです。
ただ、保育士っておしゃべり好きな方が多い!そのため、「〇〇先生が、〇〇先生と組みたくないって言ったらしいよ」というように秘密が漏れてしまうことも想定しなくてはなりません。
上司は信頼できるのか見極め、また「絶対このことは誰にも言わないでほしい」と念押ししましょう!
また、別なクラスだったときにはよい関係を築けていたのに、同じクラスになったら実は合わなかった!というパターンもあります。
どんなに合わなくても、仕事の上では一年間は同じクラスの担任として保育をしなくてはいけないのでつらいですよね。
先輩保育士が怖い
新人キラーと呼ばれる、保育士さん。あなたの保育園にもいますか?
新人保育士と組ませると、新人が辞めてしまうという先輩保育士さんのことです。
- 言い方がきつい
- 必要な指導や、伝達事項をしてくれない
- 新人保育士が部屋にいないとき、もしくは部屋にいても文句を言う
- 新人保育士が「使えない」といったことを園長や周りに言いふらす
先輩保育士は、新人保育士が、どう育つかも、自分の評価に関わります。
「しっかり指導しなくては」という思いで少しきつい言い方になってしまう場合もあるかもしれません。
でも、明らかに目の敵にしているような、周りの人が気を遣ってしまうぐらい厳しい指導をする先輩保育士がいます。
複数3人担任のクラスの場合、もう1人の保育士が間に入ってクッション材になってくれることがありますが、2人担任だと逃げ場がなくよりつらいですよね。
園長や主任が、保育現場のことをわかってくれない
保育園の体制は、その保育園によって全く異なります。
園長や主任の、保育園での体制について具体例をあげてみます。
- 保育園A → 園長は経営のみ。会議にも参加せず、保育には一切関与しない。
- 保育園B → 園長も保育室にがんがん入って意見を言う=園長に振り回される
- 保育園C → 主任は事務室にこもりきり。保育に関する相談をしても、現場をわかっていない。
- 保育園D → 人手不足のときは、主任も園長も保育室に入ってくれる。保育のことを把握していて相談できる。
あなたの保育園は、どの例に近いですか?
わたしがいま働いている保育園は、保育園Dに近いです。
園長先生とも主任とも、気軽に話すことができ、突発な欠勤がいても保育室に入ってくれるのでありがたいです。
新卒で働いていた保育園は、保育園Bでした。
自分が一生懸命考えた保育内容も、突然やってきた園長にひっくり返されて散々でした。園長はひとり大満足。わたしが準備した保育なのに、自分の手柄と言いふらしていました。
園長先生や、主任に、自分の抱えている不安や悩みを相談できない、保育のこともわかってくれないとなるとつらいですよね。
退職理由2位 給料が安い
保育士の平均年収は381万円。(厚生労働省:令和4年賃金構造基本統計調査より)
日本全体の給与所得者の平均年収年収は458万円。(国税庁:令和4年民間給与実態統計調査より)
日本全体の給与所得者と比べると、年収が77万円も少ないことがわかります。
平均年収から、手取りの金額を計算してみました。
保育士の手取り額計算
年収:381万円×0.75~0.85=手取り年収額:おおよそ285万円~323万円
ボーナスが年間4カ月として÷16ヶ月で計算すると=月々手取り17.8万円~20万円
手取りにすると、月17.8万円~月20万になりますね。
保育士さんが、給料を理由に退職する原因はただ給料が安いだけでなく、仕事内容に給料が見合わないことだと思います。
- 早番なら、朝7時前から出勤し、遅番なら夜19時or20時まで勤務
- 土曜出勤の代休がない保育士さんは、週6で出勤
- サービス残業が多い
- 休みの日も、保育で使う教材の買い物をする
- コロナ中もリモートワークがあるわけもなく、通常出勤
どうでしょう?
責任が重く、大変な仕事であるのに、この給料は見合っているでしょうか?
保育士の給料が低い問題は、非常に長いこと話題になっています。おそらく、この問題は解決することはないでしょう。
いまのまま、保育士の仕事をがんばっていて、あなたが求める給料にいつか届きそうですか?
わたしは、給料が安いことは諦めています。
給料についての悩みを解決したい方には、保育士のおすすめの副業をまとめました。こちらの記事もぜひチェックしてください。
退職理由3位 仕事量が多い
事務や作り物をする時間がない
保育園で働いていて、クラス担任をしていると、子どもたちと離れる時間がないんですよね。
ほとんどの保育園は、12時間もしくは13時間開園しているので、保育士が出勤してから退勤するまで子どもたちがいる状況です。
子どもたちと離れる時間がない=事務や、作り物をする時間がない
幼児クラスなら、子どもの様子を見ながら、作り物をしたり、製作の準備が少しはできるかもしれません。
でも、乳児クラスはそうはいかない!子どもの午睡中に事務や作り物をしようとしても、なかなかできません。
休憩を取ろうにも、なかなか取れないことも多いです。
書類が多い
わたしが働いている保育園では、ICT(情報通信技術)の導入により、月案や週案が電子化されました。
おかげでだいぶ仕事量が減りました。
まだまだ書類が手書きの保育園も多いですよね。
行事が多い
保育園は、一年中行事があります。
大きな行事は、こちら。
- 入園式
- 夏祭り
- 運動会
- 発表会
- クリスマス会
- 卒園式
行事のたびに、企画して、準備して・・・。
やっと行事が終わったら、反省して、またすぐ次の行事の準備が始まります。1カ月も、1年もあっという間に過ぎますよね。
保育士はもう無理!ほかの仕事をしてみたい!そんな方へ、異業種へ転職する方法を記事にしました。こちらもぜひチェックしてください。
保育士って大変!よくある質問に現役保育士が答えます

Q、まだ1年めですが、働いている保育園の方針に合わず、毎日つらいです。経験1年でも他の保育園に転職できますか?
「石の上にも3年」なんて言葉は昭和の話です。今は転職してスキルアップしていく時代。自分に合った保育園をみつけて、生き生きとはたらきましょう!
Q、潜在潜在保育士が多いのはどうして?
保育士より、他の業種で働いた方が、負担も少ない・給料も良い・プライベートが充実できる等の理由だと思います。わたしも、潜在保育士歴12年でしたが、「もう保育士はやりたくない」と思っていました。
Q、3つの保育園で働いたけど、どこも人間関係のゴタゴタばかり。保育士あるある?
あるあるです。女性が多い職場なので、妬みもありますよね。また過酷な労働環境だと周りを気遣えない人も多くなりがちです。
保育士になるもんじゃない!それでもわたしが続ける理由
人間関係が厳しく、給料が安く、仕事量が多い

そんな大変な保育士の仕事ですが、わたしは辞めたいとは思っていません。
できればこの先も保育士の仕事を続けていきたいと思っています。
その理由を紹介しますね!
安定している
給料が安いと言いますが、保育士の仕事は安定しています。
人手不足の業界なので、リストラは心配なし。
ボーナスは、年3回もらえる保育園が多いです。(7月・12月に加えて、3月にもボーナスあり)
業績に左右されることもなく、倒産する心配もありません。
しかし、なかには給料が遅れたり、倒産する保育園もあります。 >世田谷区の保育園、給料遅延・倒産
安定した保育園で働くには、保育園選びが重要です!
わたしは転職エージェントを利用して再就職したおかげで、安定して働くことができています。
この経験を元におすすめの保育士転職エージェントを比較しました。保育園選びに失敗したくない人は、こちらの記事もぜひチェックしてください。
シフト勤務が自分に合っている
早番の日は、仕事が16時に終わるので、通院や子どもの学校の面談の予定を入れることができます。
遅番の日は、仕事が10時からなので、朝家事をしたり、録画を見たりと、家で1人の時間を過ごすことができています。
このブログも、遅番の日の出勤前に書いていますよ!
以前、事務の仕事をしていたときは、毎日9時~17時30分の勤務だったので、通院や市役所に行くために有給を使う必要がありました。
保育士のシフト勤務は、シフトに合わせて予定を組むことができるのがメリットです!
ただ、お子さんが小さい(保育園の送迎がある・小学校への送り出しがある)保育士さんは、シフト勤務は大変だと思います。子持ち保育士が正社員として働く大変さはこちらの記事を読んでくださいね。
いま働いている保育園が働きやすい
不満が全くないわけではありませんが、いま働いている保育園は働きやすく毎日楽しいです。
残業なし
時間になったら、すぐ退勤できます。
転職エージェントの担当さんから、「残業がない保育園」と聞いていて、本当にありませんでした!
行事の準備は担当で割り振られているので、行事前日も残業はありません。
みんなが残業しない働き方なので、気を遣うことなく帰ることができます!
転職エージェントについてはこちらの記事で比較しています。自分の希望を伝えることで、後悔しない職場選びができますよ。
人間関係が良好
全くなにもないことはありませんが、人間関係が良好です。
ベテランの先生と、中堅の先生、若手の先生のバランスが良く、コミュニケーションが取れて、業務も円滑にすすめることができます。
パートの先生も多くいらっしゃいますが、どの先生も正社員のサポートをしてくれるのでありがたいです。
有給が取りやすい、突発な休みにも対応してくれる
有給を気軽に取ることができ、休みたい理由を申告する必要もありません。
子どもの行事や用事があるときは休むことができるので助かっています。
以前の保育園は有給取れませんでした。どうしても有休を取りたいときは、理由を申告しなくてはいけませんでした

マンネリ化しない仕事だから
保育士歴10年になりますが、マンネリ化したり、飽きてしまったということがまだありません。
毎年新しい子どもたちと、保護者の方と出会い、新しい気持ちで1年を始めることができます。
また、保育の仕事内容は進化しています。
数年前は、「給食は残してはいけない」という方針の保育園もあったと思いますが、いまそれは不適切保育です。
わたしが働いている保育園でも、「残していいよ」と声掛けしています。
昔からのやり方にこだわるのではなく、日々情報をアップデートしていくことができることも保育士の仕事のやりがいです。
まとめ:保育士になるもんじゃない!そう思う保育士さんへ
現役保育士が思う、保育士になるもんじゃない!そう思う理由を解説しました。
どの仕事も大変ですが、やはり保育士の仕事は子どもの命を預かる責任がある大変な仕事ですよね。
その大変な仕事内容の中、職場の人間関係で神経をすり減らし、給料の低さに不満を抱えている保育士さんは多いと思います。
それでも、「保育の仕事が好きで、保育士の仕事がしたい」
その悩みを解決するには、自分で働く環境を変えるしかありません。
わたしは、転職エージェントを利用して再就職したおかげで、「これからもこの職場で働きたい」そう思える保育園に出会えました!

この経験をもとに、おすすめの保育士専門の転職エージェントを比較しました。環境を変えたい人はこちらの記事もぜひチェックしてください。
働く職場環境は自分ひとりの力では変えることはほぼできません。でも、自分の環境は自分自身で変えることができますよ!
\未来の自分のために、理想の保育の仕事をみつける/